2025年04月07日
SS「黄蓮寺の女戦士 -はぐみ編- act.10」

Aguri Kohinata(1995/08/03)
突如として未来からやって来た、「はぐみ」と名乗る女の子。
何が目的で2014年にやって来たのかは謎の侭ですが、act.9では普通に山吹高校にやって来て授業の見学をする流れに成りました。
此の娘の父親が一体誰なのか、育ちの良さは如何程か、気に成る部分は沢山出て来ますが、取り敢えずact.10を始める事と致しませう。( ↓ )
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~前回の続きから、2時間後~
岩城先生「唐突で申し訳無いが、ハニー達には此れから課題テストを行って貰う。」
岩城先生「今から簡単なテストのプリントを渡すから、しっかりと答えるんだぞ。」
あかり「え~!! そんなの聞いて無いよ~。」
澪「今から5教科やるの~!?」
真昼「正直怠いんですけど...。」
クラス一同「ぶ~ぶ~!!」
岩城先生「なぁに、そんなにdifficultなモンじゃない。」 チッチッチッ
岩城先生「1教科5問の易しめ設定DA!!」
はぐみ「(ママの成績が見れる良いチャンスね...)」
岩城先生「Oh, Sorry. はぐみハニー。」
はぐみ「?」
岩城先生「テスト中のカンニングや覗きは犯罪だ。」
音羽先生「私とテストが終わる迄、外に居てくれるかしら?」
はぐみ「ぷぅ~。」
岩城先生「15分程待って居てくれ。直ぐに終わる。」
ガラガラ、ドンッ!! (←追い出された)
音羽先生「ところでだけれど、はぐみちゃんは何故つかささんの授業参観に?」
はぐみ「ママが話して居た事が本当なのかを確かめたくって...。」
音羽先生「どんな事を確かめたいの?」
はぐみ「成績の話もそうですし、昔から負けず嫌いでドジな所も。」
はぐみ「あと、私のパパが高校生時代、どんな姿だったのかとか...あっ。」
音羽先生「何か含みの有る言い方ね。御父さんが此の学校にいらっしゃるのかしら?」
はぐみ「あ~、いえ、此れはですね...其の...///」 アセアセ
音羽先生「正直に話してくれれば、誰にも言ったりはしないわ。」
はぐみ「御免なさい、実は...」 カクカクシカジカ
~15分後~
岩城先生「Time up!! 答案を先生の元に持って来るんだ!!」
つかさ(筆者)「はい、どうぞ。此方です。」
岩城先生「え~っと、どれどれ...。」
岩城先生「Umm...Perfect!! 100点満点だな!! 流石、名門のお嬢!!」
つかさ(筆者)「有難う御座います。英材教育はお手の物ですから。」
岩城先生「次は鐘音ハニーだな。」
岩城先生「ん~と、田...? 999998、なんでだろー、@383333、今日のポピー...」
桃香「論外やな、此の回答は。」
鐘音「何処がデスか!?」
岩城先生「先ず、1+1の答えが"田"な所からだな。」
鐘音「此方の方がポピュラーなのでは...」
桃香「そっちを覚えてどないすんねん!!」
桃香「しかも"@"とか"今日のポピー"とか書いてる時点でも可笑しいわ!!」
岩城先生「此れは残念だが、0点だな。」
鐘音「のわぁぁぁぁぁぁぁ!!」 ガガガガーン
桃香「其れに誰や、さっき平行四辺形の事を"カクカクシカジカ、シカクイムーヴ"って書いた奴は!!」
あかり「.....。(←カクカクシカジカ、シカクイムーヴと書いた)」
桃香「まあ、東海道新幹線の事を日比谷線や阪急京都線と書く依りはマシやけどな。」
諫「.....。(←営団日比谷線と書いた)」
グレース「.....。(←阪急京都線と書いた)」
つかさ(筆者)「(非ヲタですのに、何故日比谷線と阪急を...)」
岩城先生「つかさ嬢と夜空嬢、愛ハニーに桃香ハニー以外は全員補習案件だな...。」
クラス一同「え~っ!!」 ドテッ
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act.10は此処迄と成ります。
音羽先生の勘が鋭過ぎて、はぐみちゃんが未来人ってバレちゃいましたね...。
でも本人は「話した事は秘密にする」とは言って居ましたし...。
act.11に期待しませう。